ご先祖様や故人をお迎えする時
正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といい、インドの古語・ウラバンナ(逆さ吊りにされたような苦しみ)を漢字に音写した盂蘭盆が転訛して、「お盆」になったといわれます。
毎年7月または8月中旬の4日間、ご先祖様や故人の精霊が一年に一度家に帰ってくるといわれており、その霊を迎え供養する習わし。大切な人とのかけがえのない触れ合いがそこにあります。
お盆のしきたり
ご先祖様・故人の精霊をお迎えし供養するのがお盆の行事。盂蘭盆経というお経の中のエピソードが由来ですが、それぞれの土地で、そこに住む人々が思い思いに工夫を凝らし、古来より延々と伝えられてきた民間伝承のしきたりです。
お盆の時期
地域により7月のお盆と8月のお盆があり、13日から16日 までが一般的なお盆になります。新盆の場合には、盆月の1日より、お盆の準備を始めます。
新盆の迎え方
四十九日の忌明け後に初めて迎える、故人の最初のお盆を「新盆(にいぼん)」、または初盆といいます。故人の忌明けより前にお盆を迎えた場合は翌年になります。新盆の供養は特に丁寧に行われます。各地域・菩提寺により新盆の迎え方が違いますので、ご近所、ご住職に確認されると良いでしょう。
お盆棚を作ります
お盆棚
地域によりお盆の飾りが違います。お仏壇の前に机を出してお飾りする地域、お仏壇の中のお位牌・お仏具を全て出して、お盆飾りに並べ、お仏壇の扉を閉める地域など様々です。ご先祖様の乗り物の馬と牛を胡瓜と茄子で作って供えます。その他に写真・お位牌・仏具・お花・お供物、地域独自のお供え物などを飾ります。

お盆提灯
玄関や軒にご先祖様がお盆に帰ってくる目印として、迎え提灯(吊るすタイプ)を飾ります。また、お盆棚やお仏壇の前にはご先祖様に感謝の気持ちを表し、ご冥福をお祈りする行灯(置くタイプ)をお仏壇の前やお盆棚の前に飾ります。一般的に白無地の提灯は新盆のみで、通年のお盆にもお飾りする場合は、絵柄や家紋が入った提灯をお飾りします。
迎え火・送り火
先祖の霊をお迎えするために、盆入りの7月または8月13日の夕方、焙烙(ほうろく)におがらをのせ燃やします。お墓でお迎えの提灯に明りを灯して家まで帰る地域もあります。送り火はお盆の終わりに迎え火と同じように玄関先で火を焚きあの世へご先祖様を見送ります。
新盆の返礼品ギフト
地域により、新盆家へのお参り方法、日時が違いますので、ご近所様に前もって確認されると良いでしょう。新盆にお参りに来られた方に対しては、お気持ちとして返礼品を用意します。新盆のお参りは人数が読めませんので、返礼品は少し多めに用意しましょう。お盆後に余った返礼品は返品可能な商品もあります。
